column series.01 病気と共に生きるあなたに

(第2回)上手なお医者さんの掛かり方

2022.12.1

立正佼成会附属佼成病院
副院長/内科部長高橋 信一

医師の問診

第1回目は「自身の病気を知ろう」でした。ご自身の病気を知ることは、その病気と向き合い、正しく付き合う方法が見つかります。でも安心して下さい。詳しく知る必要はありません。細かいことは医師に任せればいいんです。

今回は上手なお医者さんの掛かり方です。病気の療養中にはいろいろなことが起こりますね。いつもと違ういろいろな症状を感じると当然不安になります。症状が出た場合いくつかのポイントをメモしておきましょう。ポイントを以下に示します。

ポイント

01

いつ症状が出たのでしょうか?日時を控えておきましょう。

02

症状出現の引き金になったことはありますか?食後ですか、辛い物を食べた、便秘が続いた、体や心が疲れていた、などなど。

03

症状の経過も大事です。すぐ良くなった、良くなったり悪くなったりが続いた、どんどん悪くなった、このような症状の経過を知ることが、何が起こっているかの診断に役立ちます。

04

症状に加わる他の症状はありませんか?随伴症状と呼ばれますが、これがとっても診断に役立ちます。例えば「腹痛」のほかに便秘や下痢を伴う、発熱を伴う、血便を伴う。

などです。
これらもメモしておきましょう。

そして何か分からないことがあればこれもメモしておきましょう。診察中はついいろいろなことが頭に浮かび、言いそびれてしまうものです。あれも聞きたい、これも聞きたい、を整理しておきましょう。医師には患者さんからの質問に誠実にお答えする義務があります。しかし質問に対し分からないこともあります。その時は分からないとお答えします。そしてそのようなときは次回の診察時までに調べてお答えするようにしております。お互いに疑問のない診療が大事です。

このように前回の診察から今回までに何か変わったことが起きたかはとても大事ですが、ここで大事なことは正直に経過をお伝えください。症状が良くなっていないときでも「おかげさまで良くなりました」と伝える方が多いのです。医師に気を使っておられるのですね。これですと医師は正確な診療ができません。

最後に大切なことは、医師と何でも話ができる間柄を持つことです。
「良い医療は医師と患者さんとの厚い信頼関係から始まる」とされています。

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