column series.01 病気と共に生きるあなたに

(第1回)自身の病気を知ろう!

2022.11.1

立正佼成会附属佼成病院
副院長/内科部長高橋 信一

医師と患者が座って診断について話しています。

初めまして。佼成病院の高橋です。1976(昭和51)年に杏林大学医学部を卒業、医師となって今年で47年目になります。40年間杏林大学に医師や教員、研究者として勤務し、7年前にご縁により佼成病院へ務めることとなりました。専門は消化器内科で胃腸や肝臓などの病気を診療しております。消化器病は日本ではごくありふれた一般的な病気ですね。これまで多くの患者さんを診させていただき、一緒に泣き笑いをしてまいりました。病気とともに生きるあなたへ、気軽に読めるコラムを提供したいと思います。

今回は『自身の病気を知ろう!』です。

よく患者さんから「病気の詳しいことは説明されてもわかりません。すべて先生にお任せします。」と言われることがあります。これはダメです。自分の病気のことは大雑把でよいので知っておいてください。一番よいのは主治医の先生にお尋ねするのですが、外来の忙しい中遠慮もありますよね。あらかじめ病気のことを簡単に調べて、わからない点を質問するのがよろしいと思います。

まず主治医に「私の病名を教えてください。」とお願いしましょう。例えば「糖尿病」に掛っていたとしましょう。病気のことを調べるには一般向けの本がよろしいと思います。私は大田区に住んでおりますが、近くに洗足池図書館があります。ここで糖尿病に関する書籍を簡単に探せます。また、購入するのでしたら書店の健康コーナーにもたくさんの本があります。本の内容に目を通し、わかりやすいと感じたものを選びましょう。

パーソナルコンピューターによるネット検索も有用ですね。ただ気を付けたいのは情報の選択です。ネットで「糖尿病」を検索すると約1億4千万件の情報が提示されます。大変な数ですね。どの情報が有益なのか、一般の方には見極めが難しいですね。そこで情報源、発信元に注目します。専門学会(今回でしたら日本糖尿病学会の「一般の方へ」のページ)、厚生労働省、国立医療機関、公的機関、などからの情報は一般に有用です。

ご自身の病気を知ることは、その病気と向き合い、正しく付き合う方法が見つかりますよ。

次回は上手なお医者さんの掛かり方です。お楽しみに!

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